医療・看護での主な使い道
・ヨウ素が遊離して、細菌や真菌の細胞膜・タンパク質に作用し殺菌効果を示す
・皮膚や粘膜の創傷・擦過傷、熱傷、褥瘡（床ずれ）の予防・二次感染防止に使用
使用における利点・欠点／注意点
【メリット】
・持続性の殺菌効果
・比較的刺激の少ない使用感
【デメリット/注意点】
・広範囲・長期使用でヨウ素の吸収が起こり、甲状腺機能に影響を与えるリスクあり
・ヨウ素アレルギーの既往や甲状腺疾患を持つ患者では注意・禁忌
・石鹸などとの併用で殺菌作用が低下
代表的な商品名
イソジンゲル10%（ポビドンヨードゲル10%「イワキ」）
・製造販売元：岩城製薬
・特徴：褐色の水溶性軟膏剤。創傷・熱傷部位の消毒用途。
ポビドンヨードゲル10%「ケンエー」
・製造販売元：健栄製薬
・特徴：マクロゴールなどを添加したゲル剤。
ポビドンヨードゲル10%「明治」
・製造販売元：明治（Meiji Seika）製品
・特徴：先発・後発品で流通。
参考
●岩城製薬株式会社．ポビドンヨードゲル10%「イワキ」．岩城製薬公式サイト．https://www.iwakiseiyaku.co.jp/medical_search/external_use/item_83 .
●健栄製薬．ポビドンヨードゲル10%「ケンエー」．健栄製薬公式サイト．https://www.kenei-pharm.com/medical/products/22565/ .
●Carenet．ポビドンヨードゲル10%「明治」効能・副作用．Carenet．https://www.carenet.com/drugs/category/epidermides/2612701Q2133 .
