
JCSとは、「Japan Coma Scale(ジャパン・コーマ・スケール)」の略で、意識障害の程度を評価するための指標です。
ページ最下部にいくと、保存するだけでいつでもスマホで確認したり、印刷して持ち運びができる画像タイプのスケール表があります。皆さまのお仕事やお勉強などにお役立ていただけますと幸いです。(2次配布などはお控えください。)
0:意識清明
Ⅰ-1(JCS 1):見当識は保たれているが今ひとつはっきりしない
Ⅰ-2(JCS 2):場所・時間・日付がわからない見当識障害がある
Ⅰ-3(JCS 3):自分の名前・生年月日が言えない
Ⅱ-1(JCS 10):普通の呼びかけで容易に開眼する
Ⅱ-2(JCS 20):大声で呼びかけたり強く身体を揺さぶると開眼する
Ⅱ-3(JCS 30):痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する
Ⅲ-1(JCS 100):痛み刺激に対して払いのける動作をする
Ⅲ-2(JCS 200):痛み刺激に対して少し手足を動かしたり顔をしかめる
Ⅲ-3(JCS 300):痛み刺激に対して全く反応しない
不穏状態→「R:restlessness」
失禁→「I:incontinence」
(例)JCS 10-RI、JCS 100-I
無動性無言症(※1)失外套症候群(※2):自発性喪失→「A」
(例)JCS 10-A、JCS 100-RA
※1 橋や中脳、視床の上行性網様体賦活系の部分的な障害で、意識があるように見えても知的活動や自発的な運動、発語などの機能が失われてしまった状態。(akinetic mutism)
※2 意識や理解力はあり刺激への反射も見られるが、大脳皮質障害によって自発的な運動や発語などの機能が失われてしまった状態。(apallic state)
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